東京電力本店前で、8月5日(水)に、第84回の『東電は福島第一原発事故の責任をとれ!』抗議行動に参加してきました。
2020.08.13 Thursday
毎月第一水曜日(原則、変更もあり)午6時30分から、東京電力本店前(新橋から歩いて5分・線路沿い)で、「東京電力は福島第一原発事故の責任をとれ!」本店前抗議行動が続いています。
2020年8月5日(水)には、第84回の抗議行動が行われました。私は、『原発電気さようなら・反原発自治体議員・市民連盟』と『原発は今すぐ廃炉・緑の党グリーンズジャパン』の二つののぼり旗を掲げて、第一回から毎回参加してきました。
「反原発自治体議員・市民連盟」では、申し入れ書を提出して、東電に質問をしています。宛先は社長(時々替わります)ですが、回答は東電の原子力広報センターからきます。最初はファックス。ファックスが読みにくいというので、メールでおねがいしたら、暗号付き、パスワードで解凍する形式のメール(役所はこの方法をとりますが)がきて、私には解凍できなくて、いろいろな方にお願いして解凍していただいていたのですが、なぜかファイルも転送できなくなって、とうとう紙で回答をもらうことに変更しました。申し入れ書に添えて、宛先を書いた封筒を渡して、6月と7月の2回、回答が事務局(共同代表の福士さん)まで届いています。8月は、以下の申し入れ書を出してあります。反原発自治体議員・市民連盟のホームページhttp://nonukesjapan.org/には、以前の申し入れ書と回答がいくつか載ってます。見るとたいした回答ではありませんが、たいした回答が来るまで継続していきます。
ーーーーーーーーーーー
2020年8月5日
東京電力ホールディンクス株式会社
社長 小早川智明 様
反原発自治体議員・市民連盟
共同代表 佐藤英行 野口英一郎 福士敬子 武笠紀子
原発過酷事故の責任をとり、放射能汚染水は全て、タンク等で管理・保管してください。
7月の質問にご回答をお送りいただきありがとうございました。放射能汚染水(メディアではトリチウム水と言い、貴社は多核種除去設備処理水と言う)のタンク等での保管については、多方面からの意見を聞き、慎重に判断するとのご回答を得て、貴社・東京電力の社長を始めとする社員のみなさまの良心に期待をさせていただきます。未来の世代に責任ある行動をよろしくお願いいたします。
新型コロナ感染症の再度の感染拡大が止まりません。この7月には第8回の『福島を忘れない!全国シンポジウム&現地見学会』が開催される予定でしたが、感染症の流行を受けて、残念ながら中止となりました。7月31日には、3度の期間延長を経て、東京電力福島第一原発に溜まった放射能汚染水についての、パブコメが締め切られましたが、数多くの意見が寄せられたと思います。すでに、福島県内21市町村議会で、海洋放出に反対または慎重な判断を求める意見書・決議書を採択しています。今後さらに続いていきます。
放射能汚染水は、主にトリチウムとされていますが、基準値を越えていないものも含めて、多くの放射性物質か残っていて、多核種除去設備で再度の処理を試みるとの報道がありました。一部の専門家は、基準値以下に薄めて放出すれば、人体や環境に被害は出ないと主張していますが、世界各地の原発や核燃料再処理施設周辺で健康被害が出ていることは無視できません。
貴社・東京電力は原発過酷事故を起こした企業としての責任において、放射能汚染水の海洋放出および大気中放出ではない別の安全な方法を研究していただき、それまでは放射能汚染水の全量を厳重に管理・保管してください。
【質問】
東京電力福島第一原発からの放射能汚染水の海洋放出については、福島県内はもちろん、日本国内で数多くの反対意見が表明されていますが、日本周辺のアジア諸国からも反対が表明されています。海外からの反対の声をどう受け止めていますか。ご回答をよろしくお願いいたします。