落ち葉をごみにしない。落ち葉が土に帰る。循環型の社会をつくりたい。
2018.02.28 Wednesday
落ち葉や枯れ草がごみになる、そんな社会は持続可能ではないと思います。地球の資源サイクルが回らず、せっかくの資源がごみです。都会地では、地面がアスファルトやコンクリートで覆われて、落ち葉を拒否しているのです。
もともと、松戸市は回収して焼却してきました。家庭から出るものも、街路樹や公園から出るものも、まとめて焼却してきたのです。灰は遠くの処分場へ送ってきたのです。
もうすぐ7年になる「福島第一原発事故」による放射能汚染が松戸までおよび、放射能汚染が発覚して以後は、落ち葉や草木を燃すと高レベルな放射能灰が出ることに気づきました。落ち葉等を、いわゆる「燃やすごみ」とは別収集にして、放射能レベルを見ながら少しずつ燃やしたり、業者に委託して他の自治体へ搬出してもらっています。どこへ持って行くのかは、情報非公開なのでわかりません。異議申し立てでも却下されました。松戸市の円滑なごみ処理のためだそうです。どこかへ持ち出すという行為は、放射能の拡散でしかないと思います。それが許されているのが情けないです。
我家の道路際に、クヌギの木が生えています。先日、植木屋さんにバッサリ剪定してもらいましたが、この秋まで、2階の屋根を越えるような大木から、次々と枯れ葉が落ちて、落ち葉掃きに追われる毎日でした。堆肥に使ってくれる友人がいるので袋に詰めてお届けしていますが、そうでなければ、市のごみ収集に出すことになります。本当なら、クヌギの木の根元に返して自然に堆肥になるようにして、再びクヌギの木の栄養としたいところです。
TVで見たのですが、明治神宮では、落ち葉を掃いて集めたものは、全てその木の根元に返すことにしているそうです。樹木を大切にする森の管理とは、そういうものだと思います。そうして森が育っていくのだと思います。
安全安心の「まちづくり」と言いますが、アスファルトとコンクリートが広がるばかりでは、ヒートアイランドを招くし、地下水減少にも結び付くのです。そして、大雨が降ったら地面に染み込むことなく、地表を流れて内水氾濫の原因となるのです。
落ち葉を資源として活かすことができる、持続可能なまちづくりを始める時だと思います。もちろん、生ごみ(私は、「まつど生ごみ資源化の会」で活動しています。)も資源として活かしていきたいです。