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mukasa
「人とみどりを守る」「市役所、おおそうじ」をキャッチコピーに活動している武笠紀子(むかさのりこ)です。
むかさ紀子的<ここがおかしい>をブログで綴ります。

  …人とみどりを守るためにこそ、税金を使って欲しい。
  …我が家の掃除は苦手。でも市役所のおおそうじは、わたしの使命なんだ
おそうじおばさん
武笠:男女共同参画社会研修会に参加して
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10月31日(火)に行われた、松戸市男女共同参画合同研修会に参加してきました。これは市の職員向けの研修会ですが、男女共同参画推進グルーブのひとつ『まつど女性会議』に研修会へのお誘いがあったからです。講師は、昨年(2016年)の『ゆうまつどフェスタ』の自主企画講演会でまつど女性会議がお招きし、女性センターの必要性についてお話いただいて好評だった、『全国女性会館協議会』顧問の桜井陽子さんでした。
1999年に作られた『男女共同参画社会基本法』から、第4次(2015年)まで積み重ねられた『男女共同参画社会基本計画』にも関わらず、日本では、未だに「男女共同参画社会」が実現していない、道のりは厳しいというお話。実際の数字を上げての説明を聞くと「やっぱりそうか!」と思いました。
ハタラク女性が増えているのですが、雇用は非正規(2015年には、55、7%)がどんどん増えてきて、男性にくらべて賃金も年収もかなり低いというのが現実です。そして、結婚・出産後も仕事を続けようとしても、夫は産休をほとんど取らないし、保育所も充分ではなく、しかも、共働き家庭でも男性の家事の分担はきわめて少ない(平均一日12分。専業主婦の場合は7分)のです。家庭でも社会でも「男女平等」にはほど遠い状況が続いています。経済・教育・保健・政治分野のデータから、男女格差を測るGGI(男女不平等指数)において、146ヶ国中、111位という信じられない男女格差の国です。GDP(国内総生産)世界3位の豊かな日本で、女性の貧困、子どもの貧困が問題になるわけです。意思決定機関(特に政治分野)への女性の参画が世界で103位。先日総選挙がありましたが、今回も女性議員は衆議院議員の一割にも及びません。第一女性候補者が少ないのです。
安部政権の「女性の活躍推進」政策は、少子高齢化に伴う労働人口減少を補う「経済のための政策」であることは明らかですが、これを単に経済政策とはさせないように、「女性の活躍推進」を人権問題・ジェンダー格差問題・貧困問題に正面から取り組む政策としていかなければいけないとの話でした。
市の職員の中には、居眠りをしている人もいて、松戸市の職員の中で男女共同参画推進について、どれだけ真剣に受け止めているのか知りたくなりました。研修報告書があるなら見たいと思いましたが、男女共同参画課に聞いたところ、役所内部の研修会なので、研修報告書も必要ないし、アンケートもとって無いとのこと。せっかくの桜井陽子さんのお話です。松戸市役所の男女共同参画推進に役に立つように、参加職員がしっかりと各課の他の職員に報告をして、時間とお金を無駄にしないでほしいです。
posted by 武笠紀子(むかさのりこ) | 02:24 | - | comments(0) | trackbacks(0) |