第45回 東電本店前抗議行動で反原発自治体議員・市民連盟から申しいれ行動を行いました。
2017.06.08 Thursday
6月7日(水)18時30分より19時45分頃まで、第45回の東京電力本店前抗議行動
が行われました。呼びかけは「経産省前テントひろば・たんぽぽ舎」で、東電株主代表訴訟など約126団体が賛同しています。
今回の抗議行動では、「反原発自治体議員・市民連盟」から、申しいれ書を提出しました。東電の原子力センターの森田さんが、門から出て来て、私が申しいれ書を読み上げて手渡しました。質問を4つあげましたので、回答を待ちます。
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2017年6月7日
東京電力株式会社
社長 廣瀬直己 様
反原発自治体議員・市民連盟
共同代表 佐藤英行 野口英一郎
福士敬子 武笠紀子
福島第一原発事故の責任を果たし、全原発を、直に廃炉にすることを求める。
放射能で汚染された福島および東北・関東の自治体住民が、放射能の心配のない安全な暮らしが出来るように、確実な補償と賠償を求めると共に、二度と福島のような悲劇を繰り返さないために、貴社・東京電力の所持する全ての原子炉17機を直に廃炉にし、核燃料(使用済みも使用途中も)の安全な保管と管理を始めるように再度、要求する。
さらに、柏崎・刈羽原発の再稼働について、原子力規制委員会への申請を取り下げることを要求し、以下の質問に回答を求める。
【柏崎・刈羽原子力発電所についての質問】
Q1:島崎邦彦氏(原子力規制委員会前委員長代理/東大名誉教授)の指摘について
原子力規制委員会の原発審査で使われている「基準値震動」は過小評価の恐れがあると言う指摘がされているが、「基準値震動」を遥かに超える大地震について心配はないか?
Q2:柏崎・刈羽原発の敷地内の断層について
「柏崎・刈羽原発活断層問題研究会」が活断層ではないかと指摘していて、
、原発周辺の地質について科学的審査をやり直すように求めていることについて、どのような対処をするか?
Q3:「ベントの事前了解」の再稼働許可申請書からの削除について
原発事故緊急時のベントについて、再稼働許可申請にあたって「立地自治体の了解の後に運用する」という文言の削除を新潟県に申し入れたが、その際、廣瀬社長は「運用開始前に県の了解を得るという実態に変わりはない」と知事に説明している。間違いはないか?
Q4:「免震棟不適合の隠蔽」問題について
柏崎・刈羽原発の免震棟が、新規制基準に適合していない事を知りながら隠蔽していたことについて、貴社は、原発周辺の全世帯訪問で、個別に謝罪・説明を実施しているとの報道があるが、30キロ圏内住民で問題の共有が出来るように、「住民説明会」を開かないのか?