福井・京都で核シェルターを造り始めたらしい?四国電力への質問書!
2016.07.27 Wednesday
四国電力伊方原発3号機でポンプの水漏れ事故があり、「放射能は外部に漏れていない」と言う発表がありましたが、伊方原発3号機の再稼働は8月に延びることになっています。
伊方原発3号機はプルサーマル利用(燃料にプルトニウムを入れてある)でより危ないので、苛酷事故が起きないうちに、このまま再稼働は止めて廃炉にすべきです。
7月11日、伊方原発現地の「いちいち行動」に呼応して、東京でも、四国電力東京支社へ申し入れ&抗議行動を行いました。再稼働阻止全国ネットワーク主催です。反原発自治体議員・市民連盟からも質問書を出しました。
そこで、放射能待避施設(核シェルター)のことを質問。
福井・京都では高浜原発事故に備えて、核シェルターが造られ始めているらしいです。すぐには逃げることのできない特養の入居者用に造っているとのこと。全てイスラエル製らしいです。(美浜ニュースより)
四国電力も伊方原発の事故に備えての屋内退避施設(核シェルター)建設を避難計画の中にいれたと言う情報もあります。
でも、この核シェルターにはあまり期待は出来ないらしいです。シェルターの限界が来て外へ出たら、辺り一面放射能に汚染されていて、誰も助けに来ないとなったらとんでもない悲劇ですから。
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2016年7月11日
四国電力株式会社
社長 佐伯勇人 様
反原発自治体議員・市民連盟
共同代表 相沢一正 佐藤英行 福士敬子 武笠紀子
緊急時の住民用放射能待避施設の整備を求めます。
前回の「緊急時対策所」についての質問に対してご回答ありがとうございました。
私たちは「耐震構造」よりも「免震構造」の方がより安全ではないかと判断していますので、貴社および原子力規制委員会の判断を信じることはできませんが、伊方原発事故の緊急時に原発敷地内での地震対策・放射能対策については、貴社の社員の皆さまの命にも関わることですので、充分な検討と配慮がされてのご判断であろうと推察いたしました。
振り返って、伊方原発周辺自治体の住民の皆さんについての、地震対策・放射能対策について、どのような検討と配慮がされているのかお聞きしたいと思います。もちろん、地震対策については、各自治体が防災計画をつくっていますが、原発事故によって放出される放射能対策については、貴社四国電力の責任です。
熊本・大分大地震では、倒壊の危険があって多くの住民が「屋外避難」を余儀なくされていましたが、原発事故の放射能対策としては「屋内避難」が必須です。また、福島第一原発事故の結果分かったことですが、木造の建物では放射能をあまり防げません。反面、厚いコンクリートの建物はかなり防ぐことができるということです。伊方原発周辺住民が緊急時に避難できる耐震構造のコンクリートの放射能待避施設(核シェルター)が整備されてるかどうかが重要となります。
【質問】
伊方原発周辺(少なくてもUPZ圏内)住民が、緊急時に一時的にでも避難できる、耐震構造のコンクリートの放射能待避施設(核シェルター)に、全住民が避難できますか?
また、全員が無理だとした場合、何割の人たちが避難できる分が用意されていますか?貴社が把握しておられる分をお知らせください。